AIで時短!小規模事業者持続化補助金の公募要領を素早く理解する方法

2025年3月4日に、小規模事業者持続化補助金<一般型>第17回公募締切分の公募要領(暫定版)が公開されました。5月1日~6月13日が申請期間、過去の例からすると採択結果の発表が8月末ぐらいかと思われますので、2025年9月~2026年7月に実施する取り組み(物品の発注・購入・支払いなど)が補助対象となります。

本補助金は個人事業主や小規模法人にとって比較的使いやすいものではあるのですが、「興味があるけれど、公募要領が長すぎて読むのが大変…」と感じたことはありませんか?
補助金の申請には、公募要領を正しく理解することが不可欠ですが、数十ページに及ぶ文書を細かくチェックするのは時間がかかります。

また、補助金申請ビジネスを行う事業者が発信する情報は、豊富な経験に基づいてわかりやすく整理されています。しかし、最も信頼できる情報は、公式に発表された公募要領のみです。そのため、正確な情報を得るためには、公募要領を直接確認することが重要になります。

そこで本記事では、AIツール「NotebookLM」を活用して、公募要領を短時間で理解する方法をご紹介します。

公募要領の課題:ページ数が多く、変更点が分かりにくい

小規模事業者持続化補助金のように長期間にわたって行われている事業の公募要領は、毎回改訂され、細かなルールが追加・変更されることが特徴です。

よくあるお悩み

  • どこが重要なポイントなのか分かりにくい
  • 前回までとの違いを把握するのが面倒
  • 自分に関係のある部分だけを素早く知りたい

これらの課題を解決するのがAIを活用した公募要領の効率的な読み解きです。

NotebookLMを使って公募要領を簡単に理解する方法

GoogleのAIツール「NotebookLM」は、文書をアップロードしたり、参照したいURLを登録すると、重要なポイントを自動で整理し、質問に答えてくれる便利なツールです。

NotebookLMの準備
WEBページにアクセスするだけでGoogleアカウントがあれば無料でも利用できます。
好きな情報をまとめて整理できる「ノートブック」を登録していくイメージです。「持続化補助金」というノートブックを新規作成してみましょう。
公募要領のダウンロードなど
商工会地区と商工会議所地区によってホームページの違いはありますが、公募要領の内容は同じものです。今回は商工会議所地区の情報を収集します。
(WEBページ 第17回)https://r6.jizokukahojokin.info/
(WEBページ 第14~16回)https://s23.jizokukahojokin.info/
(第17回公募要領)https://r6.jizokukahojokin.info/doc/r6_koubover1_ip17.pdf
(第16回公募要領)https://s23.jizokukahojokin.info/doc/s23_koubo16_13.pdf
(第16回ガイドブック)https://s23.jizokukahojokin.info/doc/s23_guidebook_ver13.pdf
(第16回はじめてガイド)https://s23.jizokukahojokin.info/doc/s23_startguide16.pdf
(第16回参考資料)https://s23.jizokukahojokin.info/doc/s23_sanko16.pdf
(第16回よくある質問)https://s23.jizokukahojokin.info/doc/s23_qa16.pdf
PDFファイルはローカルにダウンロードしておきます。
NotebookLMにソースを追加
PDFファイルをアップロードしたり、WEBページやYoutube動画のリンクを登録できます。テキストを直接入力することもできます。
知りたいことを質問する
「Studio」パネルの「ブリーフィング・ドキュメント」で概要をまとめて読むこともできますが、「チャット」パネルで質問するのが一番わかりやすいと思います。

このように、必要な情報をピンポイントで引き出せば、全文を細かく読むことなく、短時間で要点を把握できます。

AIを活用するとどれくらい時短できる?

弊社でも補助金活用や事業計画策定のご相談を受けることがありますので、公募要領の読み込み・要点の把握は大きな負担になっていました。AIを活用する方法として、ChatGPTのMyGPTsやCopilotのAgentなど様々なツールを試してみましたが、現時点ではもっとも使いやすいのがこのNotebookLMです。

実際にNoteBookLMを利用するようになって、従来30分以上かかっていた重要ポイントの把握が、わずか5分程度で完了するようになりました。

方法所用時間メリット
手作業で全文を読む30~60分時間はかかるが網羅的に読める
NotebookLMで要点抽出5~10分重要部分に集中できる

まとめ:補助金申請の効率を劇的に向上させよう!

補助金の申請準備は、時間との戦いでもあります。AIを活用することで、短時間で公募要領を理解し、事業計画の作成に集中することが可能になります。

特に、初めて補助金申請に挑戦する方や、忙しくて時間が取れない事業者にとって、AIは強い味方になってくれるでしょう。

「補助金に興味があるけど、公募要領を読むのが面倒…」と思っている方は、ぜひNoteBookLMを試してみてください!


当社では、生成AI活用支援だけでなく、補助金申請に必要な事業計画策定のサポートも行っています。

「自社の事業に補助金を活用できるのか知りたい」「事業計画の作成に不安がある」といったお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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