先日、埼玉県の「埼玉県中小企業人手不足対応支援事業補助金」の採択結果が公表されました。
弊社が申請を支援した6事業者は、すべて無事に採択されました。
支援者として、正直ほっとしています。補助金の審査は年々厳格化しており、「やれることはやった」と思っていても結果が出るまでは安心できません。申請にご協力いただいた各事業者の皆さまには、この場を借りて改めて感謝申し上げます。
埼玉県の補助金の特徴
県の補助金は、国の補助金に比べると申請・報告業務が簡易で、事業者にとって負担が少ないのが特徴です。
ただし補助率は1/2に抑えられており、自己負担が一定程度必要になります。
一方で、単年度予算で運用されているため、事業計画を立てやすいというメリットがあります。
本年度の例では、6~7月に申請して9月から事業を開始することができます。
このようにスピード感のある資金投入が可能なのは、急激に変化する経営環境の中で柔軟に対応したい事業者にとって、大きな利点になります。
補助金はゴールではありません
補助金の採択は一つの通過点に過ぎません。
実際に事業を進め、成果を出し、報告まで完了して初めて「補助金を活用できた」と言えます。補助金をどう活かすかは、事業者の皆さまの日々の取り組みにかかっています。
弊社としても「採択されたから終わり」ではなく、計画の実行や次の成長ステップまでを見据えて伴走していきたいと考えています。
補助金に限らず必要となる「事業計画」
補助金に限らず、融資などの外部資金を調達する際にも「事業計画書」が欠かせません。
資金を出す側が最も知りたいのは、
- 何のための投資か
- その効果がどう事業に結びつくのか
- 実現可能性はどの程度あるのか
といった点です。
これらを整理し、わかりやすく伝えることができれば、補助金や融資の承認可能性は格段に高まります。
まとめ
今回の人手不足補助金の結果は、事業者の皆さまが前向きに取り組んだ成果であり、支援者として安心できるものでした。
補助金はあくまで手段のひとつですが、事業計画をしっかりと立てることが、補助金の採択にも、融資の獲得にも、さらにはその後の事業成長にもつながっていきます。
弊社では、補助金申請だけでなく、融資を含む資金調達全般に役立つ事業計画づくりをサポートしております。
「資金調達を考えているが、計画づくりに不安がある」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。